インドネシア

BBMが他OSで公開されたBlackBerryの今後

BlackBerryのチャットアプリBlackBerryMessenger(BBM)がAndroidやiOSで公開されるまでは、インドネシアではほとんどの人がBlackBerryの携帯端末を使っていました。

日本ではiPhoneとはスマートフォンを皆使ってるから、多くの人がBlackBerryの携帯端末を使ってるのがかなり新鮮でしたね。

日本ではBlackBerryの端末なんて、ほとんど見ないので最初は携帯電話なのか?もわからなかったです(笑)

こちらがの一番有名なBlackBerryのBold 9900端末です。

一度は見た事があるんじゃないですか?

日本でも2001年に法人を設立しdocomoが販売をしてました。

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出典:Amazon

結構、インドネシアに住んでる日本の方も使ってます。

なんか、かなりカッコよく見えてしまいますよね。僕もインドネシアに来て一番最初に買った携帯電話がBlackBerry Bold 9900でした。

BlackBerryを片手にメールのやり取りをしている光景をインドネシアではよく目にする。 インドネシアのスマートフォン市場ではBlackBerryは圧倒的なシャアを誇ってきた。

今年2013年に新製品を発表したが、日本でのシェアが1%未満に落ち込んだため、日本では新しい製品の販売に関しては見送りが決定しています。 事実上の日本のマーケットからの撤退でしょう。

2013年4月〜6月ではついにMicrosoft Phoneにも出荷数を抜かれ、業績では6月の第一四半期には8,400万ドルの赤字と散々な結果となったBlackBerryだが、BlackBerryユーザーであれば誰も使っているBlackBerry専用アプリのBBMを2013年10月21日に他OSでも公開した。

このBBMの他OSの公開によってBlackBerryはどのように考えているのだろうか?

BlackBerryって

BlackBerryはカナダの通信機器メーカーResearch In Motion(RIM)が開発をしている携帯端末です。

今年の2013年2月1日で社名をRIMからをBlackBerryに変更しています。 見た通りBlackBerryには物理キーボードが搭載されている機種が特徴的です。文字を入力するとキーボードの感触もよく、ポチポチと入力してる感が伝わってきます。

文字を入力するにはスマートフォンのフリック入力が出るまでは非常に便利な機種だったと思います。 キーボードの入力のしやすさと独自のメールアプリケーションBlackBerryMessenger(BBM)もBlackBerryの人気のきっかけだと思います。

BlackBerryのシェア

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You will find more statistics at Statista

上記のグラフを見て頂いてもわかるようにAndroidがすごい勢いでシャアを伸ばしています。

BlackBerryにもともとはメールが打ちやすい、セキュリティがしっかりしている理由などからビジネスシーンなどで世界的にはシェアがありましたが、現在では利用者が激減しており各OS別のシェアでは最下位な状況です。

シェアが激減した理由として考えられるのは下記の通りかと想定してあげられます。

・中東を中心に政府機関でのBlackBerryの使用禁止(BBMの暗号化された独自の通信方法によっての監視が困難で、安全保障上の脅威をもたらす可能性があることから使用禁止)

・タッチスクリーン型のスマートフォンの普及

・アプリケーションの数の少なさ

・他コミュニケーションツールの普及

(Facebook、Twitter、LINEなど)

BBMの他端末の公開

2013年10月21日にBlackBerryの人気のきっかけとなったBBMアプリがiOS、Androidでも使えるように公開されました。

実は公開は近々と噂はされていたが、BlackBerry社のサイト担当の方でしょうか?

9月にサイトにアップされてしまった、ネット上では少し騒がれたのが記憶に新しいです。

インドネシアに来て間もないですが、マーケットが大きく動くのを目の前にしました。まだ、インドネシアでもたくさんの利用者がいたBlackBerryユーザーが一気にAndroid端末の購入をし始めました。

他OSのシェアの伸びからBBMの他OSの公開に踏みりきBBMからの収益確保を目指す方向転換とのことです。

これでますますBlackBerryの機種のシェアは減退していくでしょう。

BBMが他コミュニーションツール(Facebook、Twitter、LINEなど)と比較して、まだ、秀でているところは正直に見当たらないため、今後のBBMがどのようなマネタイズをしていくのか次のバージョンアップに注目です。

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TAKASHIMATSUURA
インドネシア在住。東南アジアで金融サービスへのアクセスを向上させるマッチングプラットフォームを運営しています。