インドネシアのモバイルブラウザ事情。広告ブロックブラウザの使用率を調査してみた

東南アジアではPCが普及する前に全世界で格安なスマートフォンが普及した事もあり、東南アジアのスマートフォンユーザーは年々増加しています。

よくインドネシアのメディアと話をしている時もPCのトラフィックよりもモバイルトラフィックの方が多いって話も聞きますよね。

その多いモバイルトラフィックのマネタイズがインドネシアは少し難しくなるかもしれません。

 

インドネシアの広告遮断ブラウザ、いわゆる広告ブロック機能があるブラウザ利用者が、かなり増えているっぽいです。

広告を削除した方がパケット使用量が減るなんて聞いたらそうなりますよね。

現在、インドネシアで広告ブロックのブラウザを使っている利用者は3,800万人。インドネシア人口が2億5千万人なのでの広告ブロックのブラウザの利用者は約15%くらいになります。

中国とインドに次ぐ3番目に多い国です。

中国とインドはこんな感じです。

中国人口13.57億人に対して広告ブロックブザウザ利用者数1億5,900万人(約11%程度)

インド人口12.52億人に対して広告ブロックブザウザ利用者数1億2,200万人(約10%程度)

その他、東南アジア国だとマレーシアが上位にランクインしてますが、マレーシア人口2,972万に対して利用者数は230万人の約8%程度でした。

やっぱり人口数の規模から東南アジアでは、インドネシアでの広告ブロックブラウザを使う人が圧倒的に多いみたいですね。

インドネシアのモバイルブラウザシェア率

今回は指標としてStatCounterのサービスでインドネシアのモバイルブラウザのシェア率を調べてみました。

期間は僕がちょうどインドネシアに来た2013年の10月からです。

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インドネシアのStatCounterのリサーチ結果

UC Browerの伸び方がえげつないですね。

今度はインンドネシア同様、広告ブロックブラウザ利用者数の上位にランクインしているマレーシアのモバイルブラウザ利用率

StatCounter-browser-MY-monthly-201310-201605

マレーシアのStatCounterのリサーチ結果

インドネシアでは中国企業のUC Browserが圧倒的に多いですね。逆に中華系の方が多いのにマレーシアはUC Browserのシェア率は約20%くらいです。マレーシアではChromeが1番のモバイルブラウザシェアを保有しています。

日本だとUC Browserはあまり馴染みがないモバイルブラウザなんですが、最近、インドネシアではインターネット系イベントやスタートアップ系イベントだと絶対出展してるサービスです。

中国勢が東南アジアに展開する勢いはEコマースだけではないですね。

UC Browserは先月の2016年5月の時点でインドネシアのモバイルブラウザ利用の約66%のシェア。その他のモバイルブラウザは全てシェアを落としてます。

僕がインドネシアに来た時は2013年頃はBlackBerryの端末がインドネシアで普及していたこともあり、BlackBerry標準のブラウザよりも高速インターネットが可能な3rdパーティーブラウザのOperaを使う傾向が強かったんです。

あと、ちょっと曖昧ですけど記憶が正しければ各キャリアが提供するモバイルインターネットのパッケージでOperaのお得なパッケージがあったと思います。

2013年の年末にBlackBerryMessenger(BBM)が、他のOSでダウンロード出来るようになってからは、インドネシア全域でAndroidの携帯端末にシフトした事もあり、Operaのシェア当時、約61%あったOpearaのシェアは約3年間で11%まで落としてます。

ちなみにOperaも広告をブロック出来るブラウザです。

インドネシア1番のモバイルブラウザシェアUC Browserを使ってみる

早速、UC Browserをインストールしてみました。

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初期のUC Browserのトップページ

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UC Browserトップページからの2ページ目

2ページ目には既に広告ブロックを押し出していますね。

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広告ブロック設定画面

設定の画面を見てみましたが、広告ブロックを初期の段階で既にブロックする設定になっています。普通に考えたら設定をいじってこれをONにするユーザーはかなり少ないだろうな。って思います。何もしてないのに既に5個の広告枠をブロックしてますね。

まず、Googleのアプリで見てみる

今回はインドネシアでネイティブ広告の配信も始めた、大手ポータルサイトのdetik.comでサイト内のモバイル広告を確認してみようと思います。

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Googleのアプリで見たdetik.comのトップページ

トップページにBNIのバナーがあるのが確認できますね。どうやらdetik.com内の記事広告っぽいですね。バナーをクリックすると記事のページにリンクします。

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トップページのバナーのリンク先

では、一旦、トップページに戻って、もうちょっと下にスクロールしていきましょう。

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detik.comサイトの中段

サイトの中段に来ても広告を確認出来ますね。

そのままサイトのフッターまで見ていきます。

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detik.comサイトのフッター部分

サイトのフッター部分ですが、まだ広告を確認出来ますね。

今度は、UC Browserのアプリで見てみる

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UC Browserのアプリで見たdetik.comのトップページ

検索バーの下のあったBNIの広告がないですね。しっかりと広告ブロックされてるみたいです。

さっきのGoogleのアプリと同様に下までスクロールしていくと、さっきまであった広告は全てブロックされてました。

設定画面に戻り広告のブロック数を確認。

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広告ブロック設定画面

初期状態の5個の広告ブロック数から30個までに増えていました。

今回はGoogle AdsenseとOpenXがブロックされているのが、確認出来ましたが他の広告も多分ブロックされているっぽいですね。

TAKASHIMATSUURA.NETのまとめ

まだ、インドネシアの地方に行くとジャカルタとの圧倒的な経済の違いを感じます。インドネシア人口の数よりEコマースの身長率が鈍化しているのもジャカルタだけではないインドネシア全体の経済圏の鈍化なんでしょう。

どんな層がインドネシアでUC Browserが使っているか?までは確認出来なかったですが、僕が思うにインドネシアでスマートフォンでブラウジングを楽しめるユーザー数は少なくともネットショッピングが出来るユーザー層、数とあまり大差はないような気がしています。

ワールドワイドで見た時にGoogleのChromeがシェアトップですが、インドネシアでのモバイルブラウザシェアを見る限りChromeシェアはかなり低いです。

Googleが保有していないインベントリーがどのように動いているのか?を改めて確認する必要がありそうです。

もう少しインドネシアのモバイルの広告動向を追っていこうと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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