別の国ではインドも騒がれていますね。共にマーケットサイズとしては大きいですが、改めて主要東南アジア国別の人口数と騒がれているインドの人口数を調べてみました。
以前よりも参入する企業やスタートアップは減った感じがしますが、依然として盛り上がっているマーケットに間違いはないです。東南アジアのマーケットが盛り上がっている一つの要因は人口数にあります。人口だけが全てではないですが、一つの大事な指標ですよね。
どの東南アジア国も伸びてるイメージはありますけど東南アジア国の人口数ってちゃんと理解してます?
東南アジアで働いてる人でも忘れたりしてしまいしますよね。
今回は東南アジア10カ国の人口ランキングを1位から紹介していきます。
東南アジア国の人口数ランキング
今回は東南アジアのシンガポール、インドネシア、タイなどASEANに加盟してるの10カ国の人口数をGoogleのPublic Dataを使って調べていきます。
Wikipediaではバングラディシュがランクインされていましたが、ASEANに加盟していないので今回はランキングから除いています。
1位:インドネシア
- インドネシア人口数:約263,994,000人
- 増加率:1.10%
東南アジアの人口1位はインドネシアです。世界の人口ランキングでもアメリカに次ぐ世界第4位の大国です。
なんとインドネシアの人口は2035年には3億人を突破すると予測されています。消費量を考えると非常に魅力的なマーケットです。
特徴的なのはインドネシアの87.21%がイスラム教なんです。現在、インドネシアは最もイスラム教の多い国になります。
人口数推移
人口増加率推移
2位:フィリピン
- フィリピン人口数:約104,918,100人
- 増加率:1.53%
インドネシアに続く2位は東南アジア国の中では一番の人口増加率が高いフィリピンです。東南アジアで億を超える人口数はインドネシアとフィリピンだけです。
フィリピンは約80%がカトリック教です。カトリック教は避妊が認められていないので今後も人口は増え続けると思います。
人口数推移
人口増加率推移
3位:ベトナム
- ベトナム人口数:約95,540,800人
- 増加率:1.02%
人口ランキング第3位のベトナムですが、人口増加率1.02%と低く人口ピラミッドに少子化の傾向になってきています。ちなみにWHO(世界保健機関)はベトナムを高齢化の著しい国の1つとしています。
人口数推移
人口増加率推移
4位:タイ
- タイ人口数:約69,037,500人
- 増加率:0.25%
タイ は2010年あたりから人口増加率が0.25%と停滞し始めていて、ベトナムと同様にタイも少子高齢化が進んでいます。
人口数推移
人口増加率推移
5位:ミャンマー
- ミャンマー人口数:約53,370,600人
- 増加率:0.91%
人口増加率はそれほど高くないですが、今後も人口が増えると予測されています。今後、東南アジア人口ランキング4位のタイを抜かす時が来るかもしません。
人口数推移
人口増加率推移
6位:マレーシア
- マレーシア人口数:約31,624,300人
- 増加率:1.39%
マレー系と中国系住民が多く住むマレーシア。マレー系のマレーシア人は比較的高い出生率ですが、中国系のマレーシア人が教育に高い費用をかける傾向があり出生率は低い状況です。それでも人口増加率は1.39%あります。
人口数推移
人口増加率推移
7位:カンボジア
- カンボジア人口数:約16,005,400人
- 増加率:1.53%
人口数推移
人口増加率推移
8位:ラオス
人口数推移
人口増加率推移
9位:シンガポール
シンガポール人口数:539.9万
経済が発達してるイメージが大きいから、たったこれだけって思った人もいるんじゃないですか。きっと裕福な人がいっぱいいるんでしょうね。
こちらの記事でも7位にランクインしています。
人口比率で見るとまるで違う..!億万長者が本当に多い国ランキング
人口数推移
人口増加率推移
10位:ブルネイ
- ブルネイ人口数:約428,697人
- 増加率:1.29%
人口数推移
人口増加率推移
データ出元:世界銀行 by Google
東南アジアの合計人口数
全ての東南アジア10カ国の人口数を足すと約5億6万人の人口規模になります。
ちなみに海外進出やスタートアップで騒がれている1位の中国は13.57億、2位のインドは12.52億と東南アジア6カ国の合計人口数の約2倍以上の人口数になります。それぞれ文化が違う東南アジア国ですが、東南アジアの人口数は人口数の多さ3位のアメリカを抜かし単独の3位になります。
東南アジア人口ランキングまとめ
どの東南アジア国も伸びてますが人口の推移グラフを見ると特にインドネシアの右肩上がりが他の東南アジア国に比べると群を抜いてます。人口の多さもインドネシアは他の東南アジア国の2倍以上あります。
順位 | 国 | 人口 | 増加率 |
1位 | インドネシア | 263,994,000 | 1.10% |
2位 | フィリピン | 104,918,100 | 1.53% |
3位 | ベトナム | 95,540,800 | 1.02% |
4位 | タイ | 69,037,500 | 0.25% |
5位 | ミャンマー | 53,370,600 | 0.91% |
6位 | マレーシア | 31,624,300 | 1.39% |
7位 | カンボジア | 16,005,400 | 1.53% |
8位 | ラオス | 6,858,200 | 1.47% |
9位 | シンガポール | 5,612,300 | 0.09% |
10位 | ブルネイ | 428,697 | 1.29% |
全ての東南アジア国の人口が今度伸びるわけではなさそうです。意外にもベトナム、タイは人口増加率も低く少子高齢化が進んでいます。
ビジネスで進める上で各国異なった問題はあると思いますが、改めてグラグで見ると凄い差がありますね。
東南アジアのZOZO TOWN的な存在のファッション系EコマースのZALORAも、事業があまりうまくいってないタイとベトナムだけ売却してますし。それぞれ文化が違う東南アジア国の方が横櫛を指す意味では難しさを感じますね。
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