東南アジアのモバイル普及率は日本よりも注目されている市場です。
PCを購入する価格帯を考えるとやっぱり低価格のモバイルの方が圧倒的に購入もしやすいですし、どの国もチャットをよくするのでPCよりもモバイルでチャットをする事からPCよりもモバイルの普及率の方が高くなります。
僕が住んでいるインドネシアでも人口の多さと個人の所得低さからモバイルの普及率が注目されるインドネシアですが、今回はインドネシアの大手3モバイルキャリアとシェア率に関してです。
まずは一体、インドネシアでどれだけモバイルの普及率が進んでいるのか見てみましょう。
この記事のコンテンツ
インドネシアのモバイル普及率
ブロードバンド加入者及び普及率(2009-2013年)
モバイル加入者数及び普及率(2009-2013年)
出所:ITU World Telecommunication/ICT Indicators database June 2014
携帯電話加入者数は、2014年3月現在、3億636万である。主要事業者はTelkomsel、Indosat、XL Axiataの3社。これら3社合計で2億以上の加入があり、市場シェアの約85%を占める。
(引用:世界情報通信事情)
少し前のデータになりますが、データを見ても2013年にはなりますが、ブロードバンド加入者が約320万人(1.3%)に対してモバイル加入者が約3億人(121.5%)と100倍以上の差がついています。
モバイル加入者単体の数でもインドネシアの人口約2億5千万人を上回っている状況です。
モバイルキャリアの紹介と各社のシェア率
TELKOMSEL
設立:1995年5月26日、インドネシア ジャカルタ
シェア率:42%
出所:Tribunbinis/Telkomsel, XL dan Indosat Masuk Zona Merah Frekuensi
米国のGoogleはインドネシアにおいてAndroid Oneプログラムを適用したスマートフォンを展開することを発表したが、同時にインドネシアの移動体通信事業者であるTelekomunikasi Selularと提携することを明らかにした。
GoogleとTelekomunikasi Selularの提携によって、インドネシアにおいてTelekomunikasi SelularのSIMカードを利用している場合、Google Play Storeからアプリのダウンロードが毎月200MBまで無料となる。
(引用:blog of mobile)
XL
設立:1989年10月6日, インドネシア ジャカルタ
シェア率:15.9%
出所:Tribunbinis/Telkomsel, XL dan Indosat Masuk Zona Merah Frekuensi
インドネシアの移動体通信事業者であるXL AxiataはSHARP製のスマートフォン「SHARP AQUOS CRYSTAL (SH825Wi)」の購入者に無料データ通信を提供するプロモーションを実施すると発表した。
SHARP AQUOS CRYSTAL (SH825Wi)はXL AxiataのプリペイドSIMカードとセットで販売されており、最初の月は無料で600MBのデータ通信を提供する。
2ヶ月目以降は50,000インドネシアルピア(約470円)以上のトップアップで600MBのデータ通信が付与される。
(引用:blog of mobile)
indosat
https://indosatooredoo.com/id/personal
設立:1967年11月20日
シェア率:16.7%
出所:Tribunbinis/Telkomsel, XL dan Indosat Masuk Zona Merah Frekuensi
月曜日、Twitterはインドネシア最大級のキャリアIndosatの加入者6800万人を対象に、ダイレクトメッセージ(DM)機能を通して、携帯SIMの追加チャージができるようになる新たなパートナーシップを発表した。
(引用:THE BRIDGE)
最近の動向
最近の各社の提携などの動向を見ているとデータ通信に関しての提携が非常に目立ちます。インドネシアではほとんどがプリペイドでデータ通信や通話料金をチャージします。
プリペイドでチャージする事を東南アジアではtop up(トップ アップ)と言います。
また、日本と違いクレジットカードの普及率が5 ~ 6%と低く定額支払いがない事からこのようなデータ通信系のサービスでユーザーを獲得しているのでないでしょうか。
今後、クレジットカードの普及やビジネスモデルの変化によりインドネシアの各モバイルキャリアの料金体系の変更やシャア率も変わってきそうですね。
2014年のデータになります。