インドネシア初のData Feed Optimizationサービス「SimpleDataFeed」リリースした経緯に関して書くよ

先週、PT. Interspace Indonesiaからインドネシア国内では初めてとなるData Feed OptimizationサービスSimpleDataFeedをリリースさせて頂きました。

プレスリリース

インドネシア国内初のデータフィード最適化（DFO）サービス『SimpleDataFeed』提供開始、インドネシア主要サイト等へ商品情報を最適化して配信（外部リンク）

https://simpledatafeed.co.id/

Data Feed Optimizationとは？

よく業界内ではData Feed OptimizationのことをDFOと略されて呼ばれることが多いです。ここからは略称でDFOとします。

米国や日本だと既にプレイヤーはかなり多く存在しています。日本で有名なところだと株式会社フィードフォースが運営するDF PLUSやコマースリンク株式会社が運営するDFOマネージャーなどが有名ですが、その他にもサイバーエージェントなどもDFOサービスをリリースし新規プレイヤーが続々参入しています。

そんな新規のプレイヤーが多く参入するDFOサービスとは、EC事業者が保有する商品データを活用した広告サービス（Google、Criteoやアフィリエイトなど）を導入する際に各サービスや媒体がフォーマットに合わせてからサービスを利用しますが、このフォーマットへの自動最適化を行うサービスです。

また、EC事業者が保有するデータをDFO側がクローリングで商品データを回収することでEC事業者のオペーレーションコストを軽減することが可能なサービスです。

（DFOサービスイメージ図）

SimpleDataFeedのリリースの経緯

インドネシアでは既に2年間StarPriceという価格比較サイトを運営してきましたが、インドネシアでは価格比較サイトの競合も多く存在をしている中で事業を伸ばすことが非常に厳しい状況が続いていたのが現状です。

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特にインドネシアのEC事業者側でEANコード、日本でいうとJANコードと言われる商品識別コードで商品を管理していないことから、商品データの収集、加工（最適化）までが非常に手間がかかりました。

日本であればJANコードなどで管理しているEC事業者が多いため、StarPriceのフォーマットと合わせることはそれほど難しいことではないのでしょうけど。。。

集客面においてもサイトのトラフィックを伸ばすためマーケティングコストなども想定以上にかかってしまい、StarPriceの収益化が困難なことから事業の方向性を見直しているのが去年2015年の6月くらいでした。

この頃はStarPriceのサービス終了まで考えていたのですが、改めてStarPriceのサービスアセットを見直しをしていると一番時間のかかっていたEC事業者のデータの収集と加工（最適化）の部分だけ切り離してDFOのサービスを検討してみると、インドネシアではDFOの領域にプレイヤーが存在しておらず自分のなかで大きいチャンスとして捉えることができました。

広告業界では有名なランドスケープやエコシステムマップみたいなものをイメージしながら、インドネシアのマーケットに置き換えると新しいビジネスチャンスなど色々見えてくるかもしれませんね。