ECだけではなく東南アジアで加速するバイクタクシー企業などスタートアップが加熱するインドネシア。既にインドネシアからユニコーン企業も出てきていています。
現在、インドネシア発のスタートアップでユニコーン企業となったのは全部で3社。
ユニコーン企業とは?
企業としての評価額が10億ドル(約1250億円)以上で、非上場のベンチャー企業を指す。
引用:コトバンク
この記事のコンテンツ
GO-JEK(ゴジェック)
インドネシアでバイクタクシーアプリを提供しているGO-JEK(ゴジェック)。
企業情報
- 設立:2010年
- CEO:Nadiem Makarim(ナディム・マカリム)
- 評価額:30億ドル
- 主な出資企業:Sequoia Capital(セコイア・キャピタル)、KKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)、Tencent(テンセント)、楽天ベンチャーズなど
最近ではGoogleも出資をしたとの噂もあります。
GO-JEK(ゴジェック)のサービス開始するまではOjek(オジェック)と呼ばれる個人のバイクタクシーが主流でしたが、3ヶ月するとほとんどのOjek(オジェック)のドライバーが緑のヘルメットとジャンパーを身につけてGO-JEK(ゴジェック)のドライバーになっていました。
現在はバイクタクシーだけではなくデリバリーなどの生活に必要なサービスやGO-PAY(ゴーペイ)などのペイメントにもサービスを拡大しています。とにかく便利過ぎるインドネシアの生活には欠かせない神アプリです。
こちらは過去に書いたGO-JEK(ゴジェック)のレビュー記事です。
Traveloka(トラベロカ)
インドネシアのオンライン航空券予約サービスを提供しているTraveloka(トラベロカ)。
企業情報
- 設立:2012年
- CEO:Ferry Unardi(フェリー・ウナルディ)
- 評価額:13億ドル
- 主な出資企業:East Ventures(イースト ベンチャーズ)Global Founders Capital(ロケットインターネットの投資部門)、Expedia(エクスペディア)など
オンライン旅行代理店大手のExpedia(エクスペディア)も出資をしている。
当初は航空券の予約だけでしたが、現在はホテル予約も対応しています。また、インドネシアだけはなく東南アジアの主要6カ国シンガポール、ベトナム、タイ、マレーシア、フィリピンにも展開を広げています。ほとんど全ての東南アジアの空港でTraveloka(トラベロカ)の広告を見かけます。知名度、シェア率共に圧倒的です。
日本で一番アクセス数のあるじゃらんを運営しているリクルートも東南アジアのインドネシア、ベトナム、フィリピンの3カ国でオンライン旅行代理事業を行っていましたが、2018年に売却し東南アジアから撤退することになりました。
参考:旅行系サイトの閲覧者数ランキング2017、ツートップは「じゃらん」「楽天トラベル」、都道府県別の公式観光サイトは東京都がトップに
Tokopedia(トコペディア)
企業情報
- 設立:2009年
- CEO:William Tanuwijaya(ウィリアム・タヌウィジャヤ)
- 評価額:現在、確認中
- 主な出資企業:Sequoia Capital(セコイア・キャピタル)、Alibaba(アリババ)ソフトバンクグループなど
実際に正確な評価金額は発表されていないがAlibaba(アリババ)がリードした出資でユニコーン企業の参加入りは確実。
Bukalapak(ブカラパック)
企業情報
- 設立:2011年
- CEO: Achmad Zaky(ザッキー)
- 評価額:現在、確認中
- 主な出資企業:500 Startups、QueensBridge Venture Partners、GREE Venturesなど
アイレップの出資している。
インドネシアのC2CプラットフォームのBukalapak(ブカラパック)もユニコーン入りしたとのニュースが流れたが、情報が正式に公開されていないので不明。
オンライン決済が伸びているインドネシア。今後、インドネシアのユニコーン企業がどのような成長を続けるか楽しみです。
[amazonjs asin=”410507041X” locale=”JP” title=”STARTUP(スタートアップ):アイデアから利益を生みだす組織マネジメント”]