東南アジア

東南アジアの最大級のオンラインショッピングサイトLAZADAを徹底解説

東南アジアのインターネットビジネスに携わる人なら一度は絶対に耳にしたことがあるEコマースサイトLAZADA(ラザダ)。

この記事ではインドネシア最大級のオンラインショッピングサイト「LAZADA」をご紹介します。

LAZADA(ラザダ)とは

LAZADA(ラザダ)は2011年にドイツのRocket Internet(ロケット・インターネット)が東南アジアで設立をしたショッピングサイトです。

日本だと聞きなれないRocket Internet(ロケット・インターネット)は、既に成功しているサービスをコピーしてサービスがローンチされていない国で展開し急速に事業を大きくした後に売却で収益をあげるビジネスモデルの企業です。

もうわかりましたよね?

そうLAZADA(ラザダ)はRocket Internet(ロケット・インターネット)がマーケットプレイス型のオンラインショピングサイトAmazonをコピペして作られたオンラインショッピングサイトになります。これがLAZADA(ラザダ)東南アジアのAmazonと言われる由縁ですね!

LAZADA(ラザダ)の展開国

見ての通り主要東南アジア6カ国でオンラインショッピングを展開しています。東南アジアはシンガポール以外は発展途上国でこれからの経済成長も見込めますし、東南アジアの人口数は主要6カ国の合計で約5億6万人の規模になります。日本人口が1億3千万人なので約5倍の大きさです。

東南アジアはシンガポール以外は発展途上国です。まだGDPが低く一人あたりの消費金額が低いですが、東南アジアの全体の人口数と今後の経済成長を考えると非常に魅力的なマーケットなのは間違いありません。

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出典:TechCrunch

東南アジア各国のトラフィック状況

シンガポールのみQoo10Carousellの方が上位にいますが、それ以外の東南アジア国では総合Webサイトトップランキングで20位以内にランクインしています。まさに日本のAmazon的な位置付けです。

インドネシアhttps://www.lazada.co.id/

  • Webサイトトップランキング:14位
  • 平均月間トラフィック:約122.18M

フィリピンhttps://www.lazada.com.ph/

  • Webサイトトップランキング:14位
  • 平均月間トラフィック:約70.59M

タイhttps://www.lazada.co.th/

  • Webサイトトップランキング:14位
  • 平均月間トラフィック:約69.33M

マレーシアhttps://www.lazada.com.my/

  • Webサイトトップランキング:14位
  • 平均月間トラフィック:約52.13M

ベトナムhttps://www.lazada.vn/

  • Webサイトトップランキング:14位
  • 平均月間トラフィック:約43.96M

シンガポールhttps://www.lazada.sg/

  • Webサイトトップランキング:14位
  • 平均月間トラフィック:約10.89M

参考:SimilarWeb 2018年1月

モバイルアプリのMAUを見ても東南アジアのほとんどの国でトップ3に入っています。

アリババがLAZADAを買収

2016年4月にはLAZADAは中国のアリババ・グループに10億ドル(約1,080億円)で買収されています。2017年6月に20億ドル(約1050億円)、2018年3月には20億ドル(約2100億円)をアリババ・グループから追加投資しています。

今回のディールにおけるラザダの評価額は15億ドル(約1,620億円)だが、これは同社の増え続ける赤字額からすると大きな金額にも見える。ラザダの2014年の売上高は1億5,430万ドル(約167億円)と、2013年の7,550万ドル(約82億円)から倍増しているが、純損失も2013年の6,700万ドル(約72億円)から1億5,250万ドル(約165億円)へと大幅に増えている。

引用:Forbes JAPAN

LAZADA(ラザダ)は収支は赤字

アリババグループから大型の出資を受けていますが、まだLAZADAは赤字な状況です。いつ黒字化出来るでしょうか?みんなが感じる疑問ですね。

出典:Bloomberg

LAZADA(ラザダ)の特徴

オンラインショッピングユーザー

出店者

越境EC

 

LAZADA(ラザダ)を使ってみた

フィリピンのLAZADA(ラザダ)体験談

既にシンガポールでサービスをローンチしたAmazonに勝てるのか?Alibaba(アリババ)の買収から今度LAZADA(ラザダ)がどのような成長をするのか?今後もLAZADA(ラザダ)の動きに注目です。

 

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TAKASHIMATSUURA
インドネシア在住。東南アジアで金融サービスへのアクセスを向上させるマッチングプラットフォームを運営しています。