裏さんの休日

インドネシア・ジャカルタで肛門〇〇腫瘍になって手術と入院をした話

去年は1ヶ月間ほど原因不明の体調不良で日本に帰っていましたが、去年に続き体調があまりよくないみたいです。

1月後半から歩くと少しお尻に違和感を感じ始めました。なんかちょっと歩きづらい。

痔かな?

数日もすれば治るだろうと軽い感じで流していましたが、痛みが増してきたので急遽インドネシアの病院へ。インドネシア・ジャカルタに住んでる方にはお馴染みのタケノコ診療所です。

出典:https://shockpacker.xsrv.jp/jakarta-shot

痛みを我慢しながら診察してもらうと診断結果は痔ではないらしい。

肛門に膿が溜まっているらしく経過を見る為、座薬と痛み止めを処方してもらいました。

本当は経過を見てる場合じゃないから病院に来たんだろう。って思ってました。

この時点で事前にネットで症状を検索してたので「肛門周囲膿瘍」、もしくは痔のボスキャラ的な存在「痔ろう」じゃないかと思ってました。共に手術が必要な病気です。

色々、ネットの情報を見ると「薬で治るならいいけど薬じゃ無理じゃない?」って疑ってたんです。

歩くのも座るのも辛くなってきたので、そのまま家に帰宅をし症状がよくなることを祈りながら安静にしてました。

ダメ。

その夜にはちょっと動くだけで激痛。数日間もこのような状況だったので眠いけど痛みで起きる日が続いてましたが、その日は寝ることも出来ないくらいの激痛。

朝3時くらいでしたが、病院に行くことを決断。

タケノコ診療所も救急外来は24時間対応してますが、もう先日の昼に行ってるのでSemanggi(セマンギ)にある私立病院のMRCCC Siloam Hospital Semanggi (シロアム・ホスピタル)に救急外来です。

車に乗るまで30分以上かかった。痛みは完全にピーク。

車中も横になりながらようやく病院に着きベッドで急患診療所まで運ばれる。

一旦、点滴から痛み止めを注入してもらい痛みはだいぶ軽減。その場で内容はわからなかったが手術が決定。

手術の決定が終わるとすぐに会計のおばちゃん的な人が来て「保険はあるのか?」と聞かれてスマホに保存しては保険を見せるも提携病院ではなかったらしく手術と入院のデポジットを請求されます。20Juta(日本円で約15万円)です。

そんな状況じゃないんですよ。こっちは痛いんです。払うしか選択肢がなかったんで払いましたが、これ払えない人どうするんですかね?

ここはブラックボックスです。

支払いが終わり朝の10時に担当医師が来るまで待つことに、痛み止めが効き始めてるのでようやく少し寝れました。

手術の始まり

10時過ぎに医師が来てお尻を診てもらい、12時より手術の旨を告げられる。インドネシア語がわからなくてここでもなんの病気かを明確ではなかったです。日常会話ならなんとか理解は出来るようになりましたが、流石に病院で使われるインドネシア語は詳細まではわからなかったです。

遂に12時を過ぎ、手術室までベッドで寝たまま運ばれました。

手術前に何かインドネシア語で説明をされて書面にサインをしました。多分、全身麻酔をする的なことを言ってたんだと思います。

手術室に入ると点滴の箇所に何か追加で注入されたな。って思ってから2秒で記憶がありません。起きると既に部屋のベッドにいました。

やはり全身麻酔の書面だったんだろうな。ってベットでどんな手術だったんだろう?なんて考えならが過ごしてました。

実は人生で初の全身麻酔。それにしても全身麻酔って凄い。

本当に何か点滴に追加されたな。って思ってから記憶が無くなるスピード。

全く記憶が無いです。

目が覚めて最初に見たのがこれ。

点滴多くない?

点滴で手がパンパン。

お尻には手術の後と思われるガーゼ。

担当医は翌日(土曜日)に説明に来るとのことだったので、その日は穏やかに病院で出される味気ないご飯を食べたりスマホをいじったりして過ごしました。

部屋はVIPルームにしてあったのでこんな感じです。

トイレとシャワールームも付いてます。

さて、入院生活の始まりです。

翌日(土曜日)

10時頃に担当医が来るから待っててね。と伝えられてから既に12時が過ぎた。忘れられてるのか?と思い看護婦さんに確認すると、「ちょっと忙しいみたいだから午後になると思います。」と伝えれて再度、担当医が来るのを待つことに。

16時過ぎになっても18時過ぎになっても担当医は来なかった。

ガーゼも変えられてない。

とりあえずお尻も蒸れてきたのでガーゼを変えてくれと頼むと担当医師しか変えられないらしい。

アホなんですか?

手術はどうだったのか?経過はどうなのか?を聞くことなく1日半が過ぎた。

結局、その日に担当医が来ることはなかった。

翌日(日曜日)

少しイライラしながら朝を迎えた。朝から担当医は何時に来るのか?を聞くと「昼前には診察にきます。」との事でした。昨日の件もあったので期待せず待ちましたが、やっぱり担当医は来ず。ようやく昼過ぎの14時くらいに担当医が来てガーゼと診断結果を報告。

診断結果は肛門周囲膿瘍。

やっぱりな。って結果です。

色々と不安などがなくなり部屋を見渡したりトイレに行ってみたりすると結構な病院の部屋でした。

退院(月曜日)

もう限界。担当医には放置されガーゼも変えられないような病院で2日間も過ごしているとストレスが徐々に溜まり始めて耐えれそうになかったので退院させろと朝から駄々をこねてみた。

「担当医が来てから決めましょう。」と言われて大人しく待ち、担当医に相談して見ると「痛くなかったらいい。」と言われた。そこから痛み止めを止めて3時間ほど経過。正直、ちょっと違和感と痛みを感じたけど病院から出たくて出たくて「痛くない。」と伝えて病院を退院した。

全ての病院ではないですが今回のインドネシアの初手術と入院でインドネシアの医療水準や対応の悪さを肌で感じた手術と入院期間でした。

以前は日本人の医師や歯科医がいましたが、2016年の政府の「外国人医療従事者に関する規制」の影響で現在は日本人の看護師や日本語が話せるインドネシア人はいますが、日本人の医師はインドネシアにいません。

やっぱり日本に帰国の際に時間があれば気になるところは日本で治療するのがいいかと思います。

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TAKASHIMATSUURA
インドネシア在住。東南アジアで金融サービスへのアクセスを向上させるマッチングプラットフォームを運営しています。